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保育園のお迎えすぐに帰ってる?
お仕事でバタバタしている中で、保育園にお迎えに行くと、駐輪場や正面玄関の前で、井戸端会議をしているママさんたち…。
意外とどの保育園でも見かける光景ではないでしょうか。
おしゃべり好きなのはわかるけど、保育園は駐車場の数も限られており、急いでいるときに正面玄関にいると、
正直、他の保護者の方のお迎えの邪魔になります。
そんな、『周りが見えていない』状況に迷惑し、イライラしている保護者も少なくないのではないでしょうか。
元保育士の私は、当時その状況に正直困っていました。
しかし、現在子どもを産み、お母さん同士の関係の構築や、お母さんのストレス発散のためにも、そのような時間も必要なのではないかと思うようになりました。
しかし、周りに迷惑をかけてはいけません。
そこで、実際に保育園のお迎えに来てお母さんが中々帰らない理由にはどんなものがあるのか?
また、周りに迷惑をかけずに、親同士の関係もうまく保ちながら、スムーズに降園をするためにはどうすれば良いのか?
を、まとめてみました。
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保育園にお迎えにきて、なかなか帰らない親の心理とは!?
それではまず、親がお迎えにきてから、なかなか帰らないのには、どのような理由が考えられるでしょうか。
まず一つは、保育士に話したいことがある場合です。
話したいことがあるが、他の保護者と話をしていたり、保育士がバタバタしている場合、話かけるタイミングを待っている場合があります。
これは、保育者として反省しなければならない点で、その様子に少しでも早く気付き、声をかけることが大切だと思います。
そして、次に子どもが保育園から帰りたがらないという理由です。
これは意外と少なくありません。
0~6歳までの子どもがいる中で、イヤイヤ期の子どもやお母さんに甘えて帰りたがらない子どもなど、本当に色々な場合があるため、ある程度は仕方がない部分だと思います。
これに関しては、子どもの甘えを全て受け入れてダラダラと待つのではなく、保育士に事情を伝えた上で、少しだけ時間をもらい、子どもと約束をして帰るタイミングをしっかりと見計らいましょう。
もちろん、1時間も2時間も園庭で遊ばれると、保育士としても困りますが、子どもに帰る前の準備時間を与え、少しでも前向きに帰宅してもらうための5分程であれば、何の問題もありません。
お迎えに来てすぐに、泣き叫ぶ子どもを抱えて帰ってください!
というような厳しい保育園はほとんどないのではないかと思います。
そして、一番多く、厄介な理由が、他の保護者とダラダラと長話をしていることです。
保護者が集まって話をしている少し離れたところで、子どもたちが自由に遊び回っている光景をよく目にします。
話に夢中になっている保護者が子どもの面倒を見ず、目を離している状況です。
正直、これが一番危険で、怖い状況です。
では、実際に保育園からなかなか帰らないことによって、周りにどのような影響があるのでしょうか?
また、スムーズな降園が、子どもにどのような効果を与えるのでしょうか。
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子どものためにスムーズな降園を!どうしてもの場合は保育園にSOSを!
まず、保育園に複数人の保護者がなかなか帰らずに居座ることによって、周囲に迷惑をかけていることや、子どもに悪影響がでていることに目を向けましょう。
保育園は、幼稚園と違って、お迎えにくる時間が保護者によって違います。
お母さんたちはそれぞれ、お仕事から帰ってきてその後、自宅に帰るとご飯を作って、家事をして…と本当にバタバタした大変な日々を過ごされています。
その中で、中々帰らないお母さんたちの影響で、駐車場が空いておらず、近くに路上駐車をしてお迎えにいったことで、事故につながってしまったという話も実際に近くの園で聞いたことがありました。
また、子どもから目を離して話に夢中になっていると、子どもが怪我をしたり、事故に合ってしまう可能性もあります。
そして何よりも、乳幼児期の子どもにとって、規則正しい生活リズムというのは本当に大切で、保育園で長い時間過ごしているからこそ、帰ってからの保護者との時間を大切にしてほしいと思います。
もちろん、毎日必死で頑張っているお母さんたちが、しんどいこと・つらいことを吐き出す場面も必要だと思います。
ストレス発散ができる場所がなくては、お母さんたちがしんどくなってしまいます。
しかし、その場所は、保育園の駐輪場や正面玄関ではないと思います。
また、子どもから目を離し、危険な目に合わせてまでその時間を作るのは間違っていると思います。
親同士の関係の構築のために、毎日しっかりと目を見て挨拶すること、
『今日も暑いですね!』
など、少し声を掛け合いながら送り迎えをする時間はとても大切だと思います。
しかし、時間を決めずにたくさんお話をしたいというお母さんの願望は、お休みの日など、時間と場所をしっかりと作れるときに叶えて欲しいと思います。
そして、その状況にイライラし、迷惑してしまっているお母さんもいると思います。
その場合は、直接伝えるのではなく、ぜひ園に要望してください。
私の園では、保護者から話を聞き、そこから毎日正面玄関に
『駐車場が混み合いますので、早く降園しましょう。』
という放送を、園長が定期的に行うようになりました。
保育士がいっぱいいっぱいで外の様子に気付けていない可能性もあります。
その場合は、ぜひ迷わずに園を頼っていただきたいと思います。
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まとめ
よく、『先生に言われたから帰ろうか!』と子どもに声をかけて帰宅していくお母さんを見かけました。
子どもたちは、保育園での長い時間、楽しく過ごしている反面、やはり決められた集団行動の中で、常に緊張をして過ごしています。
そのため、お父さんお母さんが迎えにきて、自宅に帰って過ごせる時間が、一日の中で、唯一本当に安心して過ごせる時間になります。
『先生に言われたから』ではなく、
子どもとの時間を大切にするために、また、子どもも『お迎えにきてくれたから、安心できるおうちに帰ろう!』と親子ともに前向きに、すすんで降園できる環境づくりを心掛けていただければと思います。
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