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赤ちゃんはいつからおしゃべりする!?
「赤ちゃんはいつからおしゃべりするの!?」
このような疑問をお持ちのお父さん・お母さんは多いのではないでしょうか!?
「たくさんおしゃべりして欲しい」と随分前から成長を心待ちにしていることだと思います。
しかし、赤ちゃんが話し始めるタイミングは、生後何ヵ月から、といった明確な答えはありません。
実際、私の息子は話し出すのがとても遅く、言語の発達がゆっくりな子でした。
それに比べて同時期に生まれた近所の赤ちゃんは、9ヵ月の頃にはもうすでに常におしゃべりをしているような状況にまで成長していて、言語の発達がとても早い子でした。
このように、言語の発達にはとても大きな個人差があります。
個人差は大きいものの、赤ちゃんの言語発達はどのように進み、平均的にはいつごろから言葉を話し始める子が多いのでしょうか。
また、言語の発達を積極的に促す方法はあるのでしょうか。
今回は私が保育士になるまでに学んだ知識と、実際の経験を元にみんなが気になる赤ちゃんの言語発達についてまとめてみました。
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知ってみよう!赤ちゃんの言葉の発達
まず、赤ちゃんが実際におしゃべりを始める平均的な時期は、早くて大体生後2ヵ月頃からだと言われています。
この時期に話す言葉は、「あー」「うー」といった一音のみの発音で、クーイングと呼ばれるものです。
この時期から少しずつおしゃべりの練習(発音の仕方や声帯の使い方等)が始まります。
成長が進むにつれて声を出して笑うようになったり、「パー」「ダー」など別の発音ができるようになり、二音以上の音が続く喃語が話せるようになります。
そして一般的に8~9ヵ月頃からは、周囲の人や自分が発した音声が『意味のあるもの』として認識できるようになってきます。
早い子であれば、9~10ヵ月頃には言葉が話せるようになっていき、遅くても1歳5ヵ月くらいまでには、意味をもつ二単語を話せるようになっていきます。
1歳前後から、「ママ」「まんま」「ブーブー」など少しずつ話せる単語が増えてくるため、お父さん・お母さんもお子さんとのコミュニケーションがどんどんと楽しくなっていくでしょう。
最初は表情と何となくのニュアンスでこう言っているのかな!?と判断することが多いと思いますが、徐々に発音もハッキリとしてきます。
最初にもお話した通り、赤ちゃんの言葉の発達には大きな個人差があるため、平均より遅いからと言って焦る必要はありません。
しかし、赤ちゃんに対して、お父さん・お母さんがたくさん話しかけたり、おしゃべりの練習を一緒にすることは、赤ちゃんにとっても楽しいことですし、赤ちゃんの言葉の発達に大きな影響を与えると言われています。
ぜひ、たくさん楽しくおしゃべりして欲しいと思います。
それでは、実際にどのようなアプローチをしていけば良いのでしょうか。
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赤ちゃんの言葉を引き出すためにオススメの3つの方法!
それでは、実際に赤ちゃんの言葉を積極的に促すためにオススメの3つの方法を紹介します。
①『絵本の読み聞かせ』をすること
赤ちゃん向けの絵本は多くの擬音語や分かりやすい言葉など、赤ちゃんが発音しやすく、楽しめる単語がたくさん散りばめられています。
最初は、お父さん・お母さんが読み聞かせをし、少しずつ楽しそうな言葉を何度も繰り返して発音し、一緒に発音できる環境を作りましょう。
無理矢理ではなく、自然とたくさんの言語や発音と触れ合うことができる絵本は赤ちゃんの言語発達に大きな影響を与えてくれます。
②兄弟や月齢の近い赤ちゃん同士で遊ばせること
特に月齢の近い赤ちゃん同士での触れ合いというのは、お母さんたちが思っている以上に赤ちゃんにとって良い刺激となり、プラスの影響を与えてくれます。
私の息子も、地域の支援センターに行って、月齢の近い赤ちゃんと遊んで帰ってきてから急にズリ這いを習得していたこともありました。
このように、言語の発達だけでなく、たくさんのことを吸収し、習得できる場所になるようです。
ぜひ、積極的に地域の支援センターなど、赤ちゃんが色々な人と関わることができる環境を作っていきましょう。
③『お父さん・お母さんの言葉の数』
赤ちゃんの言語発達の促進において大切なのは、なんといっても赤ちゃんと一番長く一緒にいるのは家族です。
おむつを替えるとき、離乳食を食べるとき、ミルクを飲むときなど、赤ちゃんがまだおしゃべりできない時期は、どうしても無言になってしまいませんか!?
ぜひそこで
「おむつ替えるよー!キレイキレイしようねー!」
「○○食べようね!おいしいね!」
など、ゆっくりたくさん話しかけてみてください。
おしゃべりの時期でなかったとしても、言葉と触れ合える良い時間であり、またお父さん・お母さんの言葉が聞こえることで安心できる空間にもなります。
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まとめ
今回、赤ちゃんの言語を引き出すための方法をいくつかお話しましたが、何度もお伝えしたとおり、言語の発達が遅いからと言って焦る必要は全くありませんし、自分自身を責める必要もありません。
たくさんおしゃべりをする子も、おとなしい子も、たくさんハイハイして動きまわる子も、あまり動かない子も、それぞれが個性です、
大人でもおしゃべりの人と寡黙な人がいるのと同じです。
もちろん、赤ちゃんにたくさん話しかけたり触れ合うことは赤ちゃんにとっても嬉しく、楽しいことなので、どんどんと時間を増やして欲しいと思います。
しかし、お母さんもお父さんも、他にもたくさんしなければならないことがありますし、『疲れたな…』と感じる日もあると思います。
くれぐれも無理をしすぎず、できる範囲で赤ちゃんと触れ合ってほしいと思います。
遅くても、2歳頃までには必ず赤ちゃんとおしゃべりすることができるようになります。
いつか必ずくる赤ちゃんと楽しくお話できる日を、ゆっくりと待ちながらお父さん・お母さんも笑顔で過ごすことができますよう、応援しています。
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