砂場遊びにはどんな『ねらい』があるの?上手な遊び方を年齢別に解説

砂場遊びの「ねらい」って考えたことはありますか?

小さな子どもは、みんな砂場遊びが大好きですよね!!
いつも、砂場には小さな子どもたちでいっぱいです。
実は、砂場遊びには立派な「ねらい」があるのをご存じですか?

お子さんに、砂場遊びをさせる時に砂場遊びのねらいを考えながら遊ばせるおうちの方は、少ないと思います。
私も子どもと公園に遊びに行っても、そんなことは考えていませんでした。
「子どもが、楽しく遊んでいればそれでいいや!」そんな風に思っていました。
でも、子どもの遊びにもそれぞれ「ねらい」があり、砂場遊びも例外ではありません。

この記事では、砂場遊びをすることは子どもにとってどんなねらいがあるのかをご紹介します!!
年齢別の砂場遊びのコツも一緒に、ご紹介しますね!!
この記事を読めば明日からの砂場遊びがもっと楽しくなりますよ!

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砂場遊びの隠された「ねらい」とは?年齢別にご紹介!

ところで砂場遊びのねらいとは、どんなことだと思いますか?
「砂の感触を楽しむ?」もちろんそれも、りっぱな砂場遊びのねらいです。
実はそれ以外にも砂場遊びのねらいはたくさんあるんです!しかも年齢別でその内容も変わっていきます。

【砂場遊びのねらい】

《0歳児》

・砂の感触を楽しむ
・身近にある遊具に触れて楽しむ

《1歳児》

・おうちの人と一緒に身近な自然に触れて楽しむ
・砂の感触を味わいながら楽しむ

《2歳児》

・身近な環境に親しみ、自然物を取り入れて楽しむ
・おうちの人や、お友だちと砂に触れることを楽しむ

《3歳児》

・身近な環境に親しみながら、自然物を使って遊ぶことを楽しむ
・おうちの人や、お友だちと関わりながら砂や泥の感触や変化を楽しむ

《4歳児》

・身近な自然環境に興味を持つ
・お友だちとイメージを共有して砂や泥の感触や変化を感じながら作って遊ぶことを楽しむ

《5歳児》

・身近な自然に触れることでそれらに興味や関心を持つ
・砂遊びを通して、発見や考えることを楽しむ
・共有の物を大切にする気持ちを育む

このように、年齢ごとで砂遊びのねらいがきちんとあるんです。
年齢が大きくなるほど、砂遊びを通して人や自然との関りを学んでいく場になることが分かりますね!

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年齢別、上手な砂場遊びのコツ&おうちの人の関わり方

砂場遊びのねらいが分かったら、砂場遊びの上手な遊び方も気になりませんか?
ここでは、年齢ごとの砂場遊びの上手な遊び方のコツをご紹介します。
ねらいに沿った遊び方でより砂遊びを味わってみてくださいね!

《0歳児》

・手や足で、砂に触れる・握る・摘まむ
・シャベルやカップで遊ぶ

おうちの人は
シャベルやカップで遊ぶ姿を見せ興味を持たせてあげるといいですね!
初めのうちは、砂の感触を嫌がる子もいるようです。無理せず進められるといいですね。
0歳児は、砂を口の中に入れてしまうので注意が必要です。しっかり見守っていて下さいね。

《1歳児》

・砂に触って遊ぶことを楽しむ
・道具や身近な自然物を使ってごっこ遊びを楽しむ

おうちの人は
砂だけでなく、石や草花、葉っぱなどにも興味を持つようになります。これらを使って、おままごとなどを楽しむといいですね!型抜きをしてあげると、とても喜んでくれます。
お友だちに、砂を投げてしまうこともあるので、目を離さずにいてあげるといいですね。

《2歳児》

・手やシャベルで、砂を容器に詰めたり、型抜きをする
・砂の、色々な感触を楽しんで言葉で表現する
・石や草花などで、飾り付けをする
・お友だちに興味を持つ

おうちの人は
黙々と型抜きをしたり、並べたりする様子を見守ってあげるといいですね。できなくても、繰り返し挑戦する姿も見ることができます。
お友だちとの関りにも興味を持つ頃です。お友だちの物を使いたくて突然取ってしまうこともあるので、声を掛けながら対応してあげるといいですね。

《3歳児》

・自分でイメージして砂や泥で物を作る
・砂や泥をかき混ぜたりして感触を楽しむ
・砂場遊びを通して会話を楽しむ

おうちの人は
砂場遊びの醍醐味は泥んこ遊びかもしれませんね。泥にしてあげると、形も作りやすくなりますね。
楽しいという気持ちを言葉に表現して共有することができます。砂場遊びだからこそできる泥んこ遊びを、ぜひお子さんと一緒に楽しんでくださいね!

《4歳児》

・お友だちと一緒に砂場遊びを楽しむ
・協力して物を作る

おうちの人は
お友だちと目的を持って何かを作ろうとする頃です。色々と相談をしながら、完成させる姿を見ることができます。
その姿を見守りながら、お子さんが困った時には手を貸してあげるといいですね。

《5歳児》

・砂場遊びを通して、季節の変化を感じる
・砂や水、泥、草花、石など遊びに取り入れながら、それらに対して「どんな物なんだろう?」と興味を持つ
・お友だちと、道具を共有し物に対する愛着が湧くようになる

おうちの人は
砂場遊びを通して、周りの景色の変化を一緒に楽しんでみてください。可愛い花が咲いた。葉っぱが赤くなった。大きな発見がありますね!
また、物を大切にする気持ちも芽生えてきます。その気持ちを、お子さんと一緒に共有してあげてくださいね!

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まとめ

如何でしたか?
砂場遊びには年齢ごとに「ねらい」があり、とっても奥が深い遊びなのです。
子どもにとっては遊びながら多くの学びがあり、成長にも繋がっていきます。
子どもは一人でも黙々と砂遊びをしていますが、ぜひおうちの人も見守るだけでなく、時には一緒に関わりながら遊んでみましょう。

砂場遊びは、小さな年齢だからこそ楽しみや発見がたくさん見つかる遊びなのかもしれません。泥んこも、砂場遊びならではです。その感触は、とっても面白いですよね。ざひ、お水が利用できる公園も探しておきましょう。
この時だけは、思いっきり泥んこになって遊べたらいいですね!!

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