目次
子育てしながら仕事って迷惑?
子育てしながら仕事って迷惑?
子育てしながら仕事をするって迷惑なことなのでしょうか?
この話題って結構デリケートですよね。
本当のところどう思っているの?
なかなか人に言えそうで言えないのが現実。
子育てと仕事の両立の話はよくします。
子育てしながら仕事してるなんてえらい!とか、制度も充実しているし、これからはもっと子育てしながら仕事しやすい環境にしていかなきゃ!とか。
でもそれってあくまでもそれは表面的で「社会的には」という前提の話だと思います。
でも・・・。
実は本当のところどう思っていますか?本音のトークはなんだかタブーな感じしません?
子育てしていたら仕事をしてはいけないことはないですし、たくさんの人が子育てしながら仕事をしています。子育てに寛容な会社も多いですし、社会的にもそのような考えが、あたりまえになってきています。
制度だって充実していて、昔とくらべて本当に子育てしながら仕事がしやすくなりました。
そう、子育てしながら仕事ができる環境が整った社会なのです。
つまり、子育てしながら堂々と仕事をしていいんです!
じゃあ、迷惑じゃないんだね?
・・・。
本音のところはどうなのでしょうか?
恐らく・・・
「迷惑な時もある。」
が本音ではないでしょうか?
スポンサーリンク
本音の話を聞いてみようじゃないか
私は実際に今子育てしながら仕事をしています。長く勤めている会社なんですが、産休、育休も取得し復帰して再び同じ部署で働いています。
子育てしながら仕事をしている同僚もたくさんいますし、けっこう理解ある会社で、働きやすいんですよね。
そして、子育てしていたら必ずある保育園からの呼び出し。子どもが熱を出したから保育園にお迎えに行かなければいけない。子どもが朝体調不良で病院に連れて行かなければならないので、仕事を休みます。
こんなことは決して珍しくありません。
私:「ごめん。保育園から連絡あって、子どもが熱出たみたい。迎えに行かなきゃ」
同僚:「うん。わかった。お子さん心配だよね。早く行ってあげて。この仕事はあと私がちゃんとしておくから。お大事にね」
なんて言われて見送ってくれます。
とても頼もしい。
上司:「わかった。早くお迎えに行ってあげなさい。うちの子供もそれくらいの時はよく熱をだしたものだ」
なんて言う上司。頼りになるわ。
本当にありがたい。
でも・・・
でもですよ。
もし後の仕事をお願いした職場の人が
「私、実は今日、ずっと楽しみにしてたライブが夜にあるんだよね。今日は定時で帰るぞっ!て決めてたのにな・・・。どうしよう間に合わないかもしれない・・・。仕方ないか。子育てしながら仕事するって大変だもん。私のはただの趣味。どっちが大事って言われたら子育てだよね。これも仕事だもんね。」
「あのお客さんのところに代わりに行かなければいけなくなった。ずっと前にもめた人なんだよね、顔も合わせ辛いし。他に行ける人間はいなさそうだし。この取引きうまくいかなかったらどうしよう。でもここで頑張らなきゃいけないんだよね。仕方ないか。仕事だもんね。」
こんな本音が聞こえてきたらどう感じますか?
建前としては大丈夫だよと言っていても、本音は「仕事が増えた。」「急に押し付けられた。」「はっきり言って迷惑。」そう思ってもおかしくないでしょう。
「それも仕事だからやりなさい」
「子どもが大事なんだから、あなたの都合は諦めなさい」
「子どもは社会の子ども」
「未来の宝だ」
そういう人もいるでしょう。
でも、そんな社会論をここで話しているのではありません。
人間の感情の話をしているのです。
本来は自分のではない仕事が、予期せず急に舞い込んできた。その時に「迷惑だ」と思うことは、人の感情として沸き起こっても決しておかしくないと思いませんか?
そんなこと思う人は「悪人だ。」「ひどい人。」と決めつけられますか?。
だって、実際に仕事を押し付けて迷惑かけちゃってるわけだから。
「迷惑だな」て思うことがあっても自然ではないでしょうか。むしろ、無理して自分の感情を抑圧する方が不自然です。
でも・・・。それを職場で露骨に言わない方がいいでしょう。
うーん。やっぱりこれって難しい問題ですよね。
子育てしながら仕事をしていると迷惑というのは実際にあると思います。でも、仕事をしないと生活できませんし。
私たちはこれをいったいどう考えたらいいのでしょうか??
スポンサーリンク
私たちはバランスの中で生活している
私たちはバランスの中で生活しています。極端な例でいえば社会全体がそうです。
高齢者を支える、
子どもを支える、
マイノリティーな人を支える、
生活困窮者を支える、
これらも同じことが言えるのではないでしょうか。
上記の例で挙げた人はみんな社会に支えられています。そしてそれを支えるのは私たち。厳密に言うと税金や保険料です。つまり私たちがお金を出して支えているのです。それが社会なのです。
こういったバランスの中で生きていいるから、何歳になっても、もしもの時も安心して生きていける生活が保障されているのです。
このバランス、仕組みをもっと身近にしたものが会社なのです。
つまり会社もみんなで支えあいながら仕事をして利益を出し、何かの際は保証もあり、安心して生活しながら仕事ができるわけです。
育児休暇・産休・休職などなど
支える側になることもあれば、支えられる側になることもある。
それが同時に起きればわかりやすいのですが、どうしても時間差でやってくるんですよね。だから一瞬不公平に感じてしまう。自分ばかり支えていると思っていても、後々に支えられることもあるでしょう。支えられ続けている人はいつか誰かを支える日が来ます。
ちゃんとバランスが取れているんです。
そのことを念頭においておけば、「迷惑」の考え方が少し変わるかもしれません。
スポンサーリンク
子育てしながら仕事をする上で最も大切なこと
では、私たちはでは、どう考えるとうまくいくのでしょうか?
それはとてもシンプルで簡単です。
やっぱり支えられている人は
「感謝」
この気持ちを絶対に忘れてはいけないということです。
迷惑はかけています。いつかは自分が支える側になることもあるでしょう。その時にはちゃんとお返しするから今は勘弁してとは考えずに、後々にそうなるとしても「今」を感謝して、別の形ででも返そうとしましょう。
その気持ちが結局は大事なんです。
そして、快く代わりを引き受けてくれる人の中には、子どもを持ちたくても持てない人もいるかもしれません。そんな超プライベートなことを職場で話せる人なんていないと思います。
「子どもが熱出したからごめんね」
笑顔で対応。
でも、心のどこかで「私には・・・。」そう思っている人もいるかもしれません。
いろんな事情があって生活している人がいる。必ず頭の片隅にそのことは置いておきましょう。
子育てしながら仕事をすることはとても素敵なことだと思いますし、これからももっとそれは推進されるべきだと思います。
子どもがやがて大人になり未来を担ってくれます。だから、堂々と仕事をしていきましょう。
でも、それは社会的な考えから見た側面。
人間は感情の生き物です。「迷惑だ」と感じる心も存在することはちゃんと知っておくべきでもあります。
本音と建て前とでも言いましょうか。
それぞれに事情があります。いろんな感情があります。「迷惑をかけているのは事実」なんだと思います。それでもそこをうまく渡り歩いお仕事していくためには
「感謝」
なのだと思います。
「迷惑かな」と後ろめたい気持ちになった時は、その気持ちをそのまま「感謝」に置き換えて、別のかたちで返していくようにすればいいのです。
そして、いつかは支える側になることもあるので、その時に大いに支えてあげればいいのです。
子育てしながら仕事をしているあなた。
これからも堂々と仕事しましょう!
スポンサーリンク