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子供の汗がすごくて心配!これってうちの子だけ?
子どもって親がビックリしてしまうくらい汗をかいていることってありませんか?
寒い冬でも、寝汗がグッショリなんてこともありますよね。
どうして子どもは、こんなに汗をかくのでしょうか?
それは、子どもは、発汗機能がまだ未熟だからなんです!
だから、“ウチの子は汗っかき”と思っていても、実はそうではないのです。
この記事では、気になる“子どもの汗”についてご紹介します!!
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子供が汗っかきなのは実は当たり前!その理由とは?
暑い季節でもないのに、なぜかウチの子の汗がすごい。
何だか、このままだと体が冷えてしまいそうで心配ですよね。
我が家の息子も、寒い季節なのに外遊びから帰ってくると汗だくになっていることがあります。
あと、真冬でも寝汗がすごいんです。
寒いと思って、布団をしっかり掛けてしまうと体が、汗でグッショリしています。
大人の私たちではこんなに汗はかきませんよね。
一体、何で、子どもだけがこんなにも汗をかくのでしょうか?
もしかして、子どもの方が大人よりも体の汗の出る穴が多いから!?
そんなことも考えてしまいますね。
でも、実際は大人も、子どもも汗の出る穴(汗腺)はほぼ同じ数なんです。
この汗腺は、成長と共に穴の大きさが広がっていきます。
しかも、子どもはまだ汗腺の大きさが小さいのでそこから出る汗の量も大人の半分ほどなんです。
ということは、
実際は、子どもは大人よりも汗をかく量が半分ほどなんですね。
あんなに汗をかいているのに驚いてしまいますね!!
ますます不思議ですね。
子どもの汗がすごいように感じてしまうのはなぜなのでしょう?
これは、子どもは、汗をかく機能が未発達だからなんです。
汗をかくということは、体温調節をしているということです。
体温調節をする為には、2つの方法があります。
1つ目は、
汗をかくことで皮膚の上に出た汗が蒸発をし、蒸発することで熱を奪って体を冷やす仕組みです。
2つ目は、
皮膚の血流量を増やすことで皮膚の温度を上げる仕組みです。
熱は、温度が高い所から低い所に移動していきます。
だから、皮膚と、その周りの空気の間に温度差が生じると熱が体の外に放出されて体が冷やされるんですね。
汗を上手にかくことができない子どもは、どうしても2つ目の皮膚の血流量を増やす方法で体温調節をするようになります。
皮膚の温度が上がれば、顔も赤くなりますよね。
そのため、実際は、さほど汗をかいていないのに、すごく汗をかいているように見えるようです。
確かに、顔が火照っていると汗をすごくかいているように見えますよね。
この発汗機能が整うのは、思春期の頃だと言われています。
男の子なら、背がグッと伸びて声変りをする頃。
女の子なら、初潮を迎える頃。
この頃を目安に、大人と同じくらいの発汗機能に整うようになります。
けっこう、時間がかかるんですね。
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汗をかいたら子供だってきちんとスキンケア!
たくさん汗をかいたらスキンケアで肌トラブルを防ぎましょう!!
汗をかいたまま、放置してしまうとかゆみやかぶれなどの肌トラブルが心配です。
子どもの肌は、大人と違ってデリケートです。
だからこそ、スキンケアをしてあげたいですね!!
《1番の大敵“あせも”》
汗のトラブルでよく耳にするのが“あせも”ですね。
あせもは、汗が皮膚に残ったままになっていると起こりやすくなります。
これは、皮膚が、汗かくことで刺激を受けやすい状況になるからなんですね。
汗をかいた皮膚が、衣類などの擦れで傷つくと汗の出口がふさがってしまいます。
すると、汗は外に出ることができずに皮膚の内側に溜まってしまいます。
これが、炎症を起こしてあせもに、なってしまうんですね。
汗をかいたら、すぐにタオルなどで汗を拭きとってあげることが大切なんですね。
この時、子どもは汗をゴシゴシ拭いてしまいがちです。
これでは、肌を傷つけてしまいます。
優しくそっと、汗を押さえるように拭くと良いですね!
夏など、暑い季節は汗をかいたらシャワーで流してあげるのもおススメです。
この時は、ぬるま湯で流すだけで大丈夫です。
洗浄料の使い過ぎも、乾燥などの肌トラブルの可能性があります。
ポイントは、汗をかいたらすぐに汗を流す、ふき取ることが大切です!!
《保湿で肌トラブルを防ぐ》
子どもの肌は、デリケートで普段から汗や紫外線などの刺激も受けています。
“汗をかいているから肌が潤っているのでは?“
そんな事を感じるかもしれませんね。
汗をかくと、肌バリアの機能も低下します。
様々な肌トラブルを防ぐには普段から肌の保湿が大切です。
あせもの時、汗をかいた時とその時だけではなく普段から保湿を心がけることでさまざまな肌トラブルを防ぐことができます!!
《肌に優しい素材を》
汗のトラブルを防ぐには衣類も大事なポイントです。
おススメは、通気性、吸湿性の良い衣類です。
オーガニックコットンは肌にも優しいのでおススメです。
衣類の着せ方にもコツがあります。
基本は“大人より1枚少なく”です。
ついつい、ママ基準で暑い寒いを、判断してしまいがちです。
結果、冬場などは着せ過ぎてしまって子どもが「暑い!暑い!」なんて言うことがあります。
冬場でも、“大人より1枚少なく”を心がけましょう!!
どうしても心配な場合は羽織物なので調整してあげると簡単ですね。
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まとめ
子どもが、たくさん汗をかいていると心配になってしまうかもしれませんね。
でも、実際は、発汗機能が未熟なためにたくさん汗をかいているように見えていることの方が多いんですね。
汗をかくことは、体温調節する上でとても大切です。
でも、汗をそのままにしてしまうと思わぬ肌トラブルになってしまうこともあります。
普段からスキンケアを心がけて上手に汗と付き合っていきたいですね!!
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