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イライラの正体からまず知ろう
「二人目できても子育ての大変さが倍になるわけではないから、思ってるよりはぜんぜん大変じゃないよ!」
そう話すのは二人の子どもを育てているママ友。
ふむ。そうか、
二人いるからって子育ての大変さが倍になるわけではないんだ。
それを聞いてちょっと安心。
上の子を産んだ時は右も左もわからずとにかく不安な中での子育て。体力的にも限界でした。
二人目ができたらいったいどうなるんだ。。
そんな不安の中、ママ友からそう聞かされて、妊娠中の私は
『何とかなるぞ!』
と意気込んで二人目を出産しました。
ところがどっこい、
え!!
二人目産んだら、めっちゃ大変なんですけど。
そんな思いを抱きながら二人の子どもの子育てが始まりました。
何がそんなに大変かって?
それは、上の子の存在です!
下の子は生まれたて。乳児期の育児は大変です。寝不足もあるし体力的にもすごくしんどい。
それでも、大変に感じるのは上の子の存在なんです。
体力的に大変というのではなく、精神的に大変といった感じでしょうか。上の子にはイライラさせられっぱなしなんですよ。
生まれた時はこんなにも愛おしい我が子。もう大切過ぎて、愛おし過ぎて、心はいっぱい。
一人目でこんな気持ちなのに下の子ができたらいった私はどーなるの?
愛おしい存在が二人も同時にいるって、いったいどんな感覚。心のキャパが足りるのかしら。
くらいに思っていましたが、
ところがどっこい、驚くほどに上の子に対してイライラ。。。
なんでそんなにイライラするかって、
・赤ちゃん返りがはじまる
・いままでできてたことができなくなる(しなくなる)
・気を引くような行動をわざとする
下の子のことで大変な時に限って、このような行動をするんです。
もちろんわかるんですよ。
これまで独占していた親の愛情が半分、いや上の子にしてみたら全て下の子に奪われたような感覚になるんでしょうね。
ほんとわかるんです。
単に上の子の取る行動にイライラしているだけではないんです。
イライラの中には罪悪感とか複雑な感情が混ざっているんですよ。
だから、精神的に疲れてしまう。
これが二人目を生んだ時とイライラの本当の正体なんだと思います。
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むしろイライラするのが当たり前
二人目ができてイライラするのは当たり前なんですよ。
一人目の子が生まれた時のことを考えてみたらよくわかると思います。
赤ちゃんは昼夜問わず2~3時間の感覚で泣き出します。
ミルクをあげて、オムツを替えて、抱っこして寝かしつけ、束の間の仮眠。
どう考えても体力的にしんどくなり、精神的にも余裕がなくなります。
そんな時に例えば旦那が
「あれが食べたい、これが食べたい」
「あれどこに置いたっけ?」
「これ見てよ、面白くない!」
なんてのんきに話しかけられたら、イライラしませんでしたか?
何でもないことでも、気持ちに余裕がない時に何かを求められるって、誰だってイライラするんですよ。
旦那はもちろん私の顔色を伺って、なんか機嫌悪そうだからそっとしておこうと思いますが、上の子はそうはいきません。
私に対して全力で気を引く行動をしてきます。下の子に取られたくないわけですから。
罪悪感はありますが、上の子にイライラしてしまうのは無理ないと思います。むしろ、その方が自然とでもいうべきでしょうか。イライラは仕方ないし、当たり前のことなんだと思います。
でも、せめて「罪悪感」だけは感じないようにしたいところ。
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「罪悪感」を感じないために
罪悪感を感じないようにするために大切にして欲しいことが一つ。
上の子との時間をわずかでもいいので作りましょう。
上の子の年齢にもよりますが、3歳前後であれば、まだまだ自己肯定感をしっかりと培って欲しい年齢。
自己固定感とは
「自分は自分でいいんだ。どんな自分でも愛されるんだ」
「自分は無条件で愛されるんだ」
といった感覚です。
この感覚を培う大切な時期がこの3歳前後なんです。(と、人から教わりました。で、実際そうだと思います)
下の子の世話で今は大変なんだから、大人しくしてて。良い子だから邪魔をしないでね。
そういった態度を取り続けると、子どもは「大人しくしなきゃ、良い子にしてなきゃ」と、一定の条件がないと自分は愛してもらえないといった感覚に陥ってしまいます。
お兄ちゃんらしく、お姉ちゃんらしく、という言葉は「らしく」しないと自分は認めてもらえないという感覚が根底に残る結果となるんです。
つまり自己肯定感が低くなる。
だからこそ、ひと時でもいいので上の子との時間だけは作ってあげて欲しいと思います。
イライラしていると、つい言葉もきつくなるし、態度にもでるでしょう。
だからってママに完璧は求めません。
完璧な子育てなど存在しないですし。
ちゃんと、一日のうちの少しでも時間を作って向き合えば上の子も感じ取ってくれるはず。
余談ですが、あと二つ大事なこと。
二人目の子育ては、一人目より手を抜くところは手を抜きましょう。
私は二人目の子育ての時に完璧を求めるのをやめました。
例えば、
除菌にこだわらない
離乳食作りにこだわらない
既製品を買ってきたり、楽するところはとことん楽する
子どもが泣いていても過剰に反応しない
旦那には自分のことは自分でしてもらう
などなどです。
あとはちゃんと愚痴を言うこと。
ママ友でも親でも誰でもいいんで、思っていることを内側にため込まずにちゃんと外に出す。つまり「愚痴を言う」です。
これで心身ともにかなり、負担が減りましたよ。
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まとめ
二人の子どもが成長するにつれて、大変さがだんだん減っていきました。
それは何故か?
子ども同士で遊ぶ時間があるということ。
もちろんケンカもしますが、お互いに遊び相手がいることで、子どもたちだけで楽しく過ごしてくれる時間があるんです。
それに食事や洗濯なんかも、量が少し増えるだけで家事の大変さが倍になるかと言われれば、そうでもない。
最初のママ友が言った通り、「思っているより大変じゃない!」がようやく理解できる日が来ました。
なんなら「二人目が生まれてしばらくは大変だけど・・・」を最初に付け加えて言っといてくれれば、覚悟していたんですがね・・・。
二人目子育て中のママさん。
手を抜くところは手を抜いて、自分に正直に子育てライフを楽しみましょうね♪
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