目次
◆はじめに
夏と言えば・・・夏祭り、花火大会、音楽フェス!!いろんなイベントがあってワクワクしてきますね。そこで、もっともっと夏を満喫するために浴衣に袖を通したくなりませんか?浴衣を着るとテンション上がります!
でも、実際に浴衣を着たいと思っていても
「どーせ、1回くらいしか着ないから。」
なんて思って、買うのをあきらめてしまったり・・・
「そもそも浴衣を着る機会がない!」
なんてことで、着ることを諦めてしまったり・・・してませんか?
でも・・・なんだか、もったいない。
やっぱり浴衣は着るべきだと思います!
そこで、この記事では浴衣の楽しみ方についてまとめてみました。
そもそも浴衣はいつきるべきなの?
どんな時に浴衣を着ればいいの?
コロナ禍でも浴衣を着られる機会はあるの?
などなど、いろんな疑問に触れながら、浴衣との付き合い方を根本から見直してみたいと思います。もしかしたら、あなたの浴衣への考え方の幅が広がるかもしれません!!
今年の夏、いや夏以外も!お気に入りの浴衣をもっと身近に感じてみませんか??
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◆【新常識】浴衣はいつ着るべき?時期やルールは?
浴衣はそもそもいつからいつまで着るべきものなのでしょうか?
時期やマナー、ルールってあるのでしょうか?
まず結論として、浴衣は「着たい!」と思った時に着るべきで、時期などは気にしなくて大丈夫です。それから着る時期にルールやマナーなんかもありません。
浴衣を着る事を楽しむこと、それがとても大切であると筆者は考えます。
とは言え、浴衣は一般的には7月から8月に着ることが多いと思います。夏祭りや花火大会など浴衣を着て参加する方も多いですよね。それから浴衣自体が袖口が大きく開き、風通しがよく、暑い時期に着るために作られているので、生地も麻のものを扱ったものが多いですよね。だから、夏に適した和服であることは言えます。
後にも浴衣の歴史で触れますが、浴衣はもともとお風呂上りに着たり、パジャマとして着る用の衣服でした。江戸時代の後期に庶民にも広がったと言われています。風通しがよく、薄手のものが多いのはお風呂上りに着る用だったからなんですね。
そのような歴史を踏まえると、お祭りだから着る、花火大会だから着るといったルールやマナーがあるのではなく、浴衣は涼しさを求めるために着ると考えた方が自然ですね。
と言うことで、浴衣は祭りの時だけ、夏だけといった着る時期や用途に厳密なルールやマナーはありません。
「浴衣を着たい!」そう思った時が浴衣を着るべきベストな時なのです。
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◆浴衣は夏以外は着ない方がいいの?
では、夏以外の時期に着るにはやめた方がいいのでしょうか?
答えはNOです。別に夏以外に着ても構いません。
ですが、浴衣はあくまで涼しさを追求した衣料なので、温度対策は必要になってきます。
もしも秋に着るのであれば、羽織を着たり、インナーに厚手のものを着たり、足袋を履いて足元を温めたり、ストール・マフラーなんかを首元に合わせるといいでしょう。
それらのアイテムを駆使すれば和服としての楽しみは保たれますし、また夏の浴衣とは違った印象で浴衣を楽しめるのではないでしょうか。
また、外に着ていかなくても自宅や室内で着るという考え方もあります。
工夫や考え方次第で夏以外でも浴衣を楽しめる機会はありそうです。どうせなら長い期間浴衣を楽しみたいですもんね。
蛇足ですが、江戸時代の気温は現代よりも最高気温は2度ほど低かったと言われています。
また、現代のようにアスファルトの照り返しや室外機の熱風などもなかったので、体感温度は現代よりももっと涼しかったかと思われます。つまり当時の温度で涼しくなれる衣服として作られているので、現代でも涼しい衣料かというと正直疑問も残ります。
夏に浴衣を着る際は通気性のよいインナーや水分補給など、十分な暑さ対策はしておく必要があるでしょう。
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◆浴衣の暑さ対策6つのポイント
ここでは浴衣の暑さ対策について考えていきたいと思います。
浴衣って確かに袖は風通しも良くて涼しげですが、正直暑いですよね。普段、夏をTシャツ等で過ごすことが慣れていると、浴衣はどうしても暑い衣料という印象になります。
でも、せっかく浴衣を着て楽しむのですから、暑さで諦めるのはもったいない!
そこで暑さ対策6選をお伝えしたいと思います。
①薄手のインナーを必ず着用する
暑いのにインナーを着るともっと熱くなるのではないか?と思われるかもしれませんが、インナーなしで直に浴衣を着ると、汗をかいた時に浴衣が肌に張り付いてしまいます。不快感が残ってしまい、その状態で例えばクーラーが効いた室内に入ると今度は身体が冷えて風邪を引いてしまう可能性も。
薄手で汗を吸収しやすく、また乾きやすい素材のインナーはいろいろ売られているかと思います。重ねて着るので暑いと感じてしまうかもしれませんが、インナーを着ることで、かえって熱を逃がしながら、べたつきも抑えられるので、快適に過ごしやすくなります。薄手のインナーは必ず着用しましょう。
②小型扇風機又はうちわを持っておく
これも暑さ対策の必需品です。うちわは持っているだけでも浴衣に合いますし、帯の後ろに刺して携帯しておくだけでも可愛いですよね。うちわであおぐと涼しげですよね。でも筆者のおススメは最近流行りの小型扇風機です。うちわでずっとあおいでいたら腕が疲れてしまいますし、腕を動かすことでかえって身体が熱くなってしまうなんてことも。小型扇風機なら持っているだけなので、楽に涼しくなれますよね。新しい浴衣コーディネートとして活用してみてはいかがでしょうか?
③冷感シートを張る
これも効果的です。冷感シートはいろんな種類がありますよね。風邪を引いた時におでこに張ったりしますが、浴衣を着る時は背中に張ってみましょう。背中に張っておくだけで、身体全体がけっこう涼しくなります。帯のあたりは特に締め付けれれていて風通しが良い部分ではないので、背中に張ることで熱の上昇を抑えられます。複数枚張る人もいるようですが、くれぐれも肌に合わない方は無理をなされないよう注意して下さいね。
④冷却ミスト・冷却シートを使う
身体が熱くなってきたなと感じた時に、冷却ミストを腕などに吹きかけたり、冷却シートでさっと汗を拭きとったり、一瞬で汗の不快感を抑えられます。これらも携帯しておくと良いでしょう。
⑤水分補給
これは熱中症対策に必ず持参しましょう。汗をかくということは、それだけ体内の水分が減っているという事なので必ず水分補給が必要となります。
また汗をかくのは身体を冷やすための人間の反応です。汗のもととなる水分がなければ、身体を冷やすための汗を出すことができず体温を上昇させてしまい熱中症になってしまいます。
のどが渇いたと感じる前にこまめに水分補給しておきましょう。
⑥日中の時間はなるべく外出をさける(どうしてもの時は日傘)
実はこれが一番の暑さ対策です。日が暮れると暑さは和らぐので、浴衣が心地の良く感じられるかと思います。しかし、日中、特に炎天下の中で浴衣を着て出歩くのは熱中症のことを考えるとあまりオススメできません。それでも外に出るのであれば、日傘を必ず持つなど十分な対策をした上で外出しましょう。
もちろん、これら以外にも綿麻の涼しい生地の浴衣を選ぶなど、いろんな対策法はあるかと思います。暑さ対策、熱中症に十分気を付けながら浴衣を楽しみましょう。
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◆浴衣を着る定番シチュエーションとは!
浴衣いつどのようなシチュエーションで着てますか?まずは浴衣と言えばこれでしょ!という定番のシチュエーションをご紹介します。
・花火大会
・夏祭り
・盆踊り
・デート
・お食事会
・ビアガーデン
・屋形船
・音楽ライブ
・美術館、水族館、映画館
これらのイベントはもちろん洋服でも楽しめますが、浴衣を着ることでよりテンションがあがりイベントを楽しめたり、夏を感じることができるのではないでしょうか。
またカラフルな浴衣姿の人々がいることで夏らしさがグッと上がりさらにイベントを盛り上げてくれます。是非これらのイベントは浴衣を着て参加することをオススメします。
但し、前述もしましたが浴衣を着る時に気を付けてい頂きたいのが、真夏の昼間です。炎天下の中で過ごすことは熱中症のことを考えてもお勧めできません。普段着ない浴衣であればなおさら暑さ対策の想定が難しいと思います。想像以上に熱がこもってしまうなんてことも。日中はできるだけ涼しい場所で過ごすか暑さ対策をしっかりして下さいね。
これらの浴衣の定番シチュエーションには全て共通点があります。
それは「外」で着るという点。
コロナ禍においてはイベントが中止になったり、外出する機会が例年よりも少なくなってしまっているのではないでしょうか?
浴衣は諦めようかな・・・。と考えてしまったならチョット待った!!
コロナ禍で浴衣を楽しむためには、これまでの考え方から少しシフトチェンジすればいいだけです。
そこで、お勧めしたいのが浴衣を日常生活に取り入れる事。次に、定番以外での浴衣の楽しみ方についてご紹介します。
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◆イベント以外でも浴衣を楽しむ方法!
浴衣は花火大会や夏祭りなど外で着るという考え方が一般的かと思いますが、その概念を少し見直してみませんか?。
テーマは「浴衣をもっと身近に、日常生活へ取り入れてみる!!今だからこそ昭和レトロな過ごし方」です。
浴衣の歴史でも触れますが、浴衣は本来、部屋着として愛用されていたことがわかりましたね!今のように、夏など季節限定の特別なアイテムではなかったんですね。
確かに、イベントで浴衣を着ると気分もアガって特別感があり、今や、柄もデザインもお洒落なものが多く見ているだけでも華やかな気分になりますね。
でも、浴衣をイベントのためだけで着るのはもったいない気がしませんか??
そこで!浴衣を日常生活に取り入れてみませんか?
今は、ハイテク化がどんどん進んで便利な時代。だからこそ、どこかノスタルジックな雰囲気を懐かしく感じたいと思うことがありませんか?忙しい現代だからこそ、ゆったりとした時間がとても愛おしかったり。
私自身、この便利すぎる時代に時々疲れてしまうことがあります。子どもの頃の景色が恋しくもあります。浴衣はそんな気分にピッタリだと思うんです。
浴衣を寝巻きに
昭和の時代のように、浴衣を寝巻きにしてみませんか?
旅館などでは、浴衣で過ごすことがあると思います。浴衣って、着ていてとっても楽ですよね。締め付け感がなく、心地が良い。
だったら、家でもこの浴衣スタイルを取り入れてみませんか?
素材は、やっぱり木綿が良いですね。
汗も吸い取ってくれるし、着れば着るほど肌に優しく馴染む感じも良いです。
締め付け感がないのでリラックスして眠ることができそうですね。
普段のお出かけにも浴衣を着る
お出かけ用の浴衣は、化繊素材なども多くしっかりとした作りで、なおかつ扱いやすいのが特徴です。帯も、自分で結ばなくても大丈夫な便利な作りになっている物が多く見かけます。
着物に比べて、浴衣は自分でも着やすいですよね。
せっかくなので、夏の季節はイベント事だけではなく、普段着として浴衣を楽しんでみてはいかがでしょうか?
ファッションは個人のセンスで楽しむ時代です。浴衣が普段着でも、良いのではないでしょうか?とってもお洒落さんだと思います。
だって、お気に入りの浴衣なんですもの!
浴衣の良い所は、姿勢をきれいに保っていないと着崩れてしまう所。浴衣を着ることで、身も心もピン!とします。自然と所作も丁寧になるはずです。
着物は敷居が高い気がするけど、浴衣なら気軽に日常生活に取り入れられますね。
ポートレートに残す
せっかく浴衣を着たので、写真に残しておきましょう。
イベントで写真を撮るのもいいですが、日常風景をバックに写真を撮るのも趣があっていいですよね。撮った写真をSNSのアイコンにしてもいいですし、恥ずかしいなと感じる方は顔は出さずに浴衣の柄をメインにしてもいいですよね。夏限定のSNSのアイコンも楽しいですよね。
また、白黒で写真を撮ってみるのもレトロな雰囲気が楽しめますね。
浴衣の行く末
お気に入りの浴衣も、愛用していくうちに役目が終わるようになります。役目が終わった浴衣は、捨てずに他の物に形を変えて愛用しましょう!
浴衣って、広げると大きな布状になっています。だから、使い勝ってが、とっても良いんですよ!
木綿素材の浴衣は、手ぬぐいに。手ぬぐいで役目が終わったらウエスに。化繊素材の浴衣は、巾着やエコバックなどに作り変えても素敵ですね!
パッチワークの素材や、大きく生地が取れるようなら風呂敷に大変身。
持ち手を購入して、風呂敷を結えば風呂敷バックに大変身です!!
このように、何通りもの役割を務め上げてくれます。
「物を大切にする心」
これは、今も昔も変わらない大切な思いですね。
浴衣を楽しむ方法は実はイベント以外にもいっぱいあります。これを機に浴衣の常識を少し変えてイベント以外でもがんがん着ていきましょう。
夏は外出しなくたって、特別なイベントに行かなくたって、浴衣は楽しめるはず!!
この時代だからこそあえて、レトロに楽しんでみては如何でしょうか?
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◆浴衣の歴史に触れてみよう☆
浴衣ってそもそもいつから着られるようになったの?
夏祭りの着ていくために作られた衣料なの?
ここでは、浴衣が生まれて今日に至るまでの歴史に触れてみましょう!
浴衣の歴史
浴衣の歴史ってとっても古くからあるんです。
なんと、平安時代から!!
貴族がお風呂に入る時に着ていた
「湯帷子(ゆかたびら)」
という衣服が、今の浴衣の原型とされているそうですよ。
この頃は、衣類を着て入浴していたんですね。光源氏なども着ていたのでしょうかね!?これが、庶民の愛用品になったのが江戸時代です。この頃に、私たちに馴染み深い木綿が普及します。
木綿は吸水性がとても良いのが特徴です。だから、湯上りの肌の水分を吸い取ってくれるには効果バツグンの優れもの!!
江戸時代に木綿で湯上り後の衣類を作ったことが今の浴衣につながっているんです。元々、浴衣は湯上り後に身に付ける部屋着だったんですね。
そう言えば、私の祖母(昭和2年生まれ)も湯上り後は浴衣を着て、そのまま就寝していました。このスタイルは昭和に入ってからのスタイルで和装から洋装に変化したことで、
浴衣が寝巻きになりました。
現代では、パジャマの普及もあり浴衣は部屋着から夏に楽しむアイテムへと変わっていったんですね。
浴衣と和服の違い
浴衣と着物の違いってあるんでしょうか?
実は浴衣と着物の形ってほとんど一緒なんです。違うのは生地、素材といったところでしょうか。浴衣は入浴後に涼しく着られるために作られたものなので、生地は薄手で、素材も麻を使用するものもあるなど、生地自体も涼しく作られています。
一方、着物は通年愛用できる衣類なので、厚手の生地のものもあります。
また着用シーンについても浴衣はカジュアルな雰囲気ですが、着物はわりとフォーマルな印象がありますね。初詣、結婚式など正装したい時に着ることが多いかと思います。
浴衣と着物は形はほとんど同じですが、生地や着用シーンに違いがあると言えるでしょう。
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◆浴衣を買う時のワンポイントアドバイス!
よし!今年は浴衣を買って浴衣を楽しみつくすぞ!
でも、浴衣っていつ買えばいいの?どんなものを選んだらいいの?
浴衣は日常的によく購入する衣料ではありませんよね。いざ買うとなると何をどう選べばいいか迷ってしまいます。そこで、この章では浴衣を買う時のワンポイントアドバイスをお伝えしたいと思います。
いつ買えばいい?
浴衣をもし買うのならそれは6月中がおススメです。
浴衣は5月のゴールデンウイーク明け頃から店頭で出始めます。実際のところ、この頃は「花火大会・夏祭りに備えて浴衣買わなきゃ!」と感じる人はまだまだ少ないので、浴衣の需要は少ないかもしれませんね。でも、浴衣を見ることで「GWも終わったし、次の季節は夏!」といった印象付けになる頃ですね。そして、本格的に売り場に浴衣が揃うのが6月頃になります。7月の後半になると今度はセールが始まると言った流れになります。
これらのことを考えると、一番品ぞろえがいいのが6月といえるでしょう。欲しい柄や色、サイズが豊富にある時期なので、自分好みの浴衣が欲しいなら6月がおススメです。
もちろんセール狙いもありですね。選択肢は少なくなっているかもしれませんが、まさかの掘り出し物と出会えるかもしれませんね。
浴衣はどう選ぶ?
浴衣の選び方
6月になると浴衣がお店に並び始めます。カラフルでいろんな柄の浴衣があって迷ってしまいますが、サイズ感も気になるところ。よくフリーサイズのものもありますが、これってどれくらいの身長の人を想定しているんでしょうか?着丈などもどれくらいが理想なのでしょうか?
フリーサイズは身長155cm~170cmくらいの方が目安になっているものが多いようです。
かなりの身長幅がありますよね。本当に網羅できるの?と疑問に感じてしまいますが、これには「おはしょり」が大きく影響します。「おはしょり」とは浴衣の帯の下、腰のあたりで布を折り畳んで長さを調節する部分のことを言います。この「おはしょり」の折り畳む幅で最終的に調節するのです。
これがあることで着丈が長くても自分の身長+10cmまでは調節可能となります。
メーカーによってはS・M・Lとサイズ展開しているものもあるので、着丈の長さを目安にしながら選んでみましょう。
しかし、細かく考えると、着丈は合っても袖が長いなど、自分の身体にピッタリくるものがない場合もあります。そんな時はオーダーメードする方法もありますよ。
生地の違いについて教えて
一般的に浴衣の素材でよく使用されているのが、「綿・麻・レーヨン・ポリエステル」です。これらの素材にはそれぞれ特徴があるので、購入の際の参考として押さえておいて下さい。
「綿」
綿は天然繊維の中の植物繊維で一般的な衣料の素材ですね。吸湿性が高く、着心地も良い繊維です。綿は汗を吸ってその水分が蒸発する時に気化熱を奪うため、涼しく感じると言われています。夏の衣料の生地としても優れものですね。一方で縮みやすくシワになりやすいのがデメリットと言われています。ただ、日常的に着用している率が一番高い繊維かと思うので、それほど気にならないかもしれませんね。
「麻」
こちらも天然素材の中の植物繊維です。通気性がよく、涼しい繊維と言われています。吸水性・通気性・保湿性があるので、素材の特性から夏物衣料ではよく使用されています。「リネン(亜麻)」と言われればよく聞くきく単語ですよね。但し、色落ちしてしまうデメリットもあるので洗濯の際は洗濯表示を必ずご確認下さい。
ちなみに麻と綿が混合されている「綿麻」という生地もあります。
「レーヨン」
レーヨンは化学繊維の中の再生繊維となります。とにかく光沢があるのが特徴です。レーヨンは絹に似ていて、肌触りも滑らかで、光沢があるので高級感ある繊維といえます。ただ、水に弱いので家庭の洗濯は不向きです。洗濯の際はクリーニングに出すことをオススメします。
「ポリエステル」
ポリエステルは化学繊維の中の合成繊維となります。とても丈夫な繊維と言われています。そして何と言ってもシワになりにくいのが特徴です。また速乾性があるなど、メリット性の高い繊維と言えるので多くに衣料で使用されています。ただ、静電気が発生しやすく、通気性が良くない素材なので、暑さを感じてしまうことがあるかもしれません。
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◆まとめ
如何でしたでしょうか?
浴衣を着ることにマナーやルールなどがないことがわかって頂けたかと思います。
また、浴衣は風通しの良い和服なので、夏の時期に着用する衣服と言えますが、工夫次第では夏以外でも着用は可能です。
なので浴衣は季節やルールにとらわれず「着たい!」そう思った時に着るべきだと思います。
「今年の花火大会で浴衣を着たい!」
「夏祭りで!デートで!」
いつもなら、そんな風に思いながら浴衣を着るのを楽しみにしていました。
しかしコロナ禍の今、イベントが中止になる可能性もある世の中となってしまいました。
「イベントがないなら浴衣はもう諦めよう」そう思ってしまうのも無理はありませんが、それだと本当にもったいないと思います。コロナ禍だって浴衣は十分楽しめます!
浴衣はそもそもお風呂上りに着用した衣料。日常的に切られていた衣料なんです。
だったら原点に立ち返り、日常生活の中で浴衣をもっともっと着てみませんか?
なんならいつもの夏以上に浴衣を着るくらいに!
特別なことがなくても浴衣を楽しんだって構わないんです!
着る時期・着るルール・着るタイミング、これまであった固定概念を少しシフトチェンジするだけで、また違った浴衣の楽しみ方ができるはず。
今年は例年以上に浴衣を楽しんでみませんか?
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