目次
イライラさせられる2歳児の「ある言葉」
子育てしている中で、
あれ?
わたし最近めっちゃイライラしてることが多いんだけど。
なんて思うようになった時期がありました、それがちょうど子どもが2歳になった時でした。
子どもが2歳になってから、やたらとイライラするようになったんですよね。
もちろん、それまでもイライラはありましたよ。
でも質が違ってきたというか。
子どもが生まれて赤ちゃんの時期(乳児期)は、とにかく体力の消耗が激しかったですね。
赤ちゃんは昼も夜も関係ないので、お腹がすけば泣く、うんちが出たら泣く、とにかく泣くか寝るかしているようなもので、その対応に追われてました。
「おい!頼むから私を寝かせてくれ!」
とイライラはしましたが、眠れないイライラと言いますか。とにかく睡眠不足に追われた時期でした。
1歳になると、ようやく歩き出したり、子どもがいろんなことに興味を持ったりします、
よろよろ歩きであちこち歩くので危なっかしい。こけて頭をゴツン!なんて何度もあって、常に見とかなければハラハラでした。もちろん「危ないよ!」なんて伝えても、まだまだ理解力もない訳ですから伝わりません。
で、どうしようもない時は抱き上げたりします。そしたら「おい放せ!」と言わんばかりに手足をバタバタさせ泣き出します。
でもこの時期は別のことで気を紛らわせるとすぐに機嫌がよくなるんで、まだ楽な方かもです。(もちろんその時は必至でしたが)
そして2歳くらいになると急にイライラが強くなってきたんですよね。
2歳児になると言葉を話し出します。まだはっきりとした発音はできないけど、意思表示を始めるんですよね。
で、私をイライラさせるある言葉を言うようになります。それは・・・
「イヤ」
です。
この「イヤ!」だけは何故か発音もはっきりできるんですよね。それがまたイライラ。
この「イヤ!」を言い出すようになってから、子育ての大変さの質がガラッと変わるような気がしました。
これまではどちらかというと、体力的な部分の大変さしんどさが多かったのですが、
「イヤ」と言い出してからは、精神的なしんどさが大きく加わるような感じでイライラしちゃうんですよね。
2歳になると、会話はまだまだ成立しにくい。でも理解する力はしっかり成長してるんです。
私が話す内容もだいぶ理解している。でも子ども自身は自分の感情はあるけどそれをうまく伝えられません。
そこで、自分の意思を主張するために自分は一人の人間だぞ!と親に理解してもらう為に
「イヤ」を連呼するんです。
オムツ履き替えるよ
「イヤ」
お風呂入ろうか
「イヤ」
もう寝るよ
「イヤ」
保育園行くよ
「イヤ」
一日に何回言うんだって感じです。
「イヤ」と言わず、都合の悪い時は聞こえないふりしたりもします。
楽しいことをしていて止められたくないからでしょう。
お風呂に早く入らないと、寝る時間が遅くなる、寝るのが遅いと朝起きない。そして保育園が遅れると仕事にも遅刻しちゃう。
栄養あるものを食べて欲しい。病気にならないようにバランスよく。なんて思っても好きないものしか食べようとしない。
親の都合の部分もあるのはもちろんわかっているんですよ。でも、
私が何かしようとすると「イヤ!」
これが子育てのイライラに繋がるわけです。
恐るべし2歳児。
スポンサーリンク
「イヤ」を別の言葉に置き換えてみた
子育ての中で毎日のようにイライラしていたんですよ。
「あ、でもこれってよくないよね。」
と思ってから、どうしたらこのイライラが収まるのか、何か方法はないかといろんな本を読みあさりました。
そこで、どの本にも共通して書いていたことが、
「その気持ちよーくわかります。みんな同じように感じます!でも、イライラをそのまま子どもにぶつけてはいけないし、親の都合を強制はするのもよくないですよ。」
「イヤと言う言葉を受けとめましょう」
ざっくりこんな感じで書かれていました。
うん。確かにその通りです!
て感じですが、でもイライラしちゃうのが辛いところ。
そこで、私は「イヤ」の言葉を別の言葉に置き換えて受け止めようと考えました。
そしてそう考えるようになってから少しイライラが減ったような気がしたんです。
その置き換えた言葉というのが、
「僕(私)、にはちゃんと意志があるから聞いて!」
です。
スポンサーリンク
伝えたい!2歳児にとって最も大事なこと
子どもが3歳になるまでの間ってけっこう大事な時期なんです。
身体もそうですが、心も育とうとしています。
3歳までの時期で最も大切なのが
「自分は生まれてきてよかった」
「どんなときも、何があっても自分を大切にしてくれる」
「ありのままの自分でいいんだ」
という気持ちが芽生えていることです。
「イヤ」という言葉そのものをそのまま受け止めるのではなく
「自分にはちゃんと意志があるんだよ。聞いて!」
と言っていると置き換えます。
例えば、
「お風呂に入らなきゃいけないのはわかってるけど、入りたくない気持ちもわかって欲しい。」
という気持ちが
「イヤ!」
の一言に集約されています。
だから、一旦は「イヤ」というその意思を受けとめます。
そして、その後、根気よく声をかける。
「お風呂嫌なのか。そうか、そうか。」
「お風呂嫌だろうけど、今日はお風呂の中でこれで遊ぼうよ。楽しいよ。」
結局これを繰り返すしかないのかなと思います。
子どもが自分の要求を受けとめてもらえていると感じた時、
「自分を個として認めてもらっている。」
「イヤといったネガティブな表現をしても、決して否定せずに大切にしてくれている。」
この感覚が養われることが大事なんです。
しつけだ!
といって怖い思いをさせて親の言うことをきかせる。それは、一時的には効果があるように感じますが、情緒的な側面を考え、子どもの将来といった長い目で見るとやがて逆効果になるでしょう。
また、子どもに甘えさせてはいけないよ。といった考えもあるでしょうが、2歳のうちは社会的ルールの理解は難しい。後先考えて行動するなんてのはそもそも難しいので、そこを強要するわけにはいかないのが現実的なところです。
2歳の段階では、「子どもの意志を聞いて、受け止める」が大事なのです。
スポンサーリンク
まとめ
「イヤ!」
という言葉そのままを受けとめず、
「僕(私)、は意志があるんだぞ」と言っていると思うようにしたことで、私は少しイライラが減ったような気がしました。
子育てのイライラはいろいろとあると思います。
特に2歳になるとイライラが倍増します。そんな時、この記事の内容を思い出して頂けたらと思います。
イライラが少しでも収まれば幸いです。
あ、それから最後に、
以前、お風呂に入る入らないで子どもと押し問答している時に旦那がそばでのんきにテレビを見ているなんてことがあったんですけど、
その時感じたイライラは子どもに対してではなく旦那に対して感じたイライラだったということがありました。
案外、イライラの原因は子どもだけでないことも多いかもです。
最後までお読み頂きありがとうござます。
スポンサーリンク