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男の子の反抗期は通過儀礼!?
いつかは来ると思っていましたが、やっぱり必ず訪れる、子どもの反抗期。
しかも想像以上の態度だったので当時は衝撃的でした。
この反抗期どう扱っていったらいいのやら。
中学に上がってから、私のことを「おかん」と呼び始めるし。
「ママー」と言っていたあの子はいったどこへ行ったの?
この記事は中学校の男の子の子育てをしているママさんに向けて、男の子の反抗期について私が経験して感じたことを書いています。
男の子の反抗期に隠されたメッセージを私なりの解釈でお伝えしたいと思います。
さて、中学生くらいになると訪れる反抗期。
何を言っても、反抗的な態度と言葉。
会話は「ふーん。」「別に。」の連発。
フラッとどこかへ出かける時もあれば、何もせずに自室にこもっていたり。
本当に何考えているか全くわかりません。
でもよく考えてみると、自分が中学校の時も確かに親に歯向かっていたし、何をするにしても親の存在がうっとうしいと感じたりしたものだ。イライラしたり、やる気が起きなかったり、情緒の不安定もあったかもしれない。
男の子の場合も同じようなものなのでしょうか?ここは男にしかわからない何かがあるのでしょうか?母親としては男の子の反抗期てどう関わっていいのかさっぱりわかりません。
絶対に喜ぶだろうと思うようなことをしても、「何してんの?放っておいてくれない。」なんて冷たくあしらわれる始末。
男の子の反抗期、いったい彼らの中に何が起こっているのでしょうか?
恐らくこれはこれから社会に出ていう上での自分への試練のための期間なのだと思います。
親がついつい子どもに口うるさく言う内容って根底は共通していると思うんです。
・失敗しないように
・悲しい思いしないように
・傷つかないように
・危なくないように
そういった思いが根底にあってついつい口うるさく言ってませんか?
あと、アドバイスしたり。
これまでの子育ては子どものことを考えて、できるだけ危険を回避するような声掛けをしていたと思います。もちろん子どもはママの言う通りにしていれば大丈夫なんだと思うようになります。
しかし反抗期の時期ともなると、そうは受けとめられせん。
この時期は何でも自分で試して自分で経験して学びたい年ごろなんです。本人がそのことを意識しているしていないは別として、そういう考えが根底にあります。
失敗するかもしれない、傷つくかもしれない、不安なんですよね。でも自分の判断で自分の力だけでやってみたいんですよね。だから親の話はいちいちうるさく感じてしまう訳です。
「親から離れて傷つきながらも人生のいろんなことを学ぶ、生きていく術を学ぶ。」といったことが予め培っていて、それを実践するために反抗期というものがあるのかもしれません。
なので反抗期は成長する上でも大切な通過儀礼なのです。
「あっそ。」
「はっ?なにそれ。」
「もういいって!」
これを翻訳すると
「俺は今自分で何でもやってみたいの。うまくいくかもしれないけど、失敗するかもしれない、どっちになっても干渉しないで欲しい。黙って見ててよ。」
そんなところですかね。
なのでママ達は深追いせずに静観しましょう。
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反抗期の男の子に言っちゃいけないNGワード
ここで、反抗期の男の子に行っちゃいけないNGワードをご紹介します。
その①
例えば子どもが子どもなりに考えて好き勝手にやったがうまくいかなかった時に「ママが言ったとおりにしないからそうなったのよ」なんて言ってはいけません。
うまくいかない。失敗する。それ自体が大事なことなので、「だから始めから言ってたじゃない」的な言葉は禁句です。
その②
「生意気なこと言って。誰のおかげで生活できてると思ってるんだ」これも禁句です。
そんなの本人もわかっています。でも中学生です。仕事はできません。生意気とは思っても絶対に言ってはいけません。
その③
「何か言いたいことがあるなら言いなさいよ」
言いたいことなんて特にありません。あえて言うなら「おかんは黙っててよ」です。
話させようとする追い打ちは禁物です。
といった具合にNGワードを三つご紹介しました。しかし、だからと言って、何も声掛けはしない方がいいという訳では決してありません。何も言わずに黙って見ている訳ではありません。放置と放任は別物です。
何も言わないのは放置ですが、放任は気にはかけながらも、手出ししない。泳がしているといった感じですかね。
なので、親としての声掛けはしても、追い打ちをかける言葉はいらないという訳です。
追い打ちをかけてしまうのは、きっと子どもに期待する反応が返ってこないからだと思います。基本的に子どもの反応は最初から期待しない方がいいのです。
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同性である父親の存在が鍵!
でも、部屋に閉じこもったまま何もしないでいるのも心配。
「部屋で何もせずに横になってテレビや動画を見てるなんてもったいない。」そう思ってしまいます。
でも「なにしているの?」なんて言って勝手に部屋に入っては絶対に怒ります。
うーん。悩むし、不安ですね。
部屋でこもって何もしない子どもは、いったい何を思っているのでしょうか?
きっとこれは何をしたらいいかわからない状態や何にも興味がわかないのかもしれません。これまで親がいろいろ子どものことを決めていたことが影響しているかもです。自分で考えて行動するといったことが苦手なのかもしれません。
しかし、今は苦手なだけで自分で考えて行動することを積み重ねれば自分で判断して行動ができるようになります。どんなささいなことでも、本人の行動をじっと黙って応援してましょう。
ささいなことでも、本人にとっては大きな一歩です。
また、こんな時は同性の父親の存在も大きなポイントです。
やっぱり男同士しかわからない事もあるんですよね。なんかわからないですけど、会話もないのに何故か意気投合していたり。めちゃ不思議です。
父親にも関わってもらうようにする。これがけっこう大事です。
特に父親の経験談、自分が中学校の時どうだったか、何を考え、何をしていたか。なんてエピソードは意外と子どもは興味があるものです。自分を照らし合わせて、自分はそれ以上のことをするんだ!とモチベーションも上がります。
父親が関わる時の注意ポイントを二つお伝えします。
一つ目
父親が「俺が若い時はさ・・・」なんて話していても、基本的に「ふーん。」という反応しか返ってきません。
反応が薄いのは覚悟しておきましょう!
そうはいいながらもちゃんと聞いていますから。もし本当に聞きたくなければ離席するので、離れていったら本当に興味がない印です。
二つ目
武勇伝ぽく話す。
これアウトです。
「武勇伝語ってんじゃねーよ。」となるだけです。話す時は、武勇伝ぽくならないように気を付けましょう。失敗エピソードなんかを交えながら話すと武勇伝ぽくはならないはず。
ということで、男の子の反抗期には旦那さんの協力も不可欠です。
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まとめ
さて、男の子の反抗期の隠れたメッセージいかがでしたでしょうか。
中学生は子どもから大人に成長する過程の時。精神年齢も決して大人ではないし、かと言って子どものままでもありません。親は何考えているかわからない以上に自分自身でも自分のことがわからない時期でもあります。
まだまだ子どもの部分もあるので、やっぱり見放されたくない気持ちはちゃんとあります。でも放っておいて欲しい。
放っておいて欲しいけど、手放さないでいて欲しい。
この気持ちもあることをお忘れなく。
歯がゆいし、時には生意気で腹が立つかもしれない。でもこの時期は、
そっと見守る。
しつこくならない程度に声をかける。
子供の反応に期待しない。
時には親の経験談を話す。
等々しながら付かず離れずの距離感で接していきましょう。
この反抗期を過ぎると立派な青年に近づいていくことでしょう。
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