目次
イヤイヤ期後に現れるさらなる難関「4歳児の壁」
今まで出来ていたのにやらなくなった!
「4歳の壁」とは?
昨日まで一人で着替えが出来ていたのに今日はできない!
お手洗いに行こうとしない!
お風呂に入るのを嫌がるようになった!
公園からなかなか帰れない!
昨日まで出来ていたのに急にやらなくなったり、嫌がったり、年中さんになった親御さんを困らせるお子さまの行動や言動、ありませんか?
2歳前後から始まるイヤイヤ期、3歳はよく「魔の3歳児」といわれるほど手がかかり、やっと4歳になってイヤイヤ期から解放される~!と思った矢先、訪れる困った行動。
大人との会話もスムーズになり、友達とも仲良く遊べるようになってきたのに。
まだイヤイヤ期が続くの????
と思いますよね。
でも4歳児の困った行動は、「4歳の壁」と呼ばれている大事な成長の過程です。
それでは「4歳の壁」とは一体どんなものなのか、またその時の親の心境と対応法について紹介したいと思います。
スポンサーリンク
「4歳の壁」とはそもそもどんなもの?
年中さんになり、お着換えや食事を自分でできるようになり、お箸も使えるようになってきた4歳。
おトイレも一人でできるようになり、自分ひとりで出来る事が増え、子ども自身も自信がつき親としても嬉しい成長です。
しかしその数日後、急に一人でお着換えをしなくなり、トイレもお風呂も嫌がり、公園で遊んでいても帰ろうとしなくなったなんてことは4歳児によく見られる「4歳の壁」の特徴なのだそうです。
いろんなことが出来るようになり、心も身体も大きく成長している一方、その成長に子ども自身もついていけず、不安になったり苛立ちをうまく表現できず情緒不安定になる事を「4歳の壁」というそうです。
わが子にもありました。
子どもの着がえを出し「お着換えしようね~」といっても返事はなし。
少し前までは「は~い!」といいお返事がきて着替えていたのに・・・・・ なぜ。
保育園の登園時間もあるので
「早くお着換えしないと先にいっちゃうよ」
「あと30秒で着がえよう」
などといってみても無視。
朝は時間もないので親はイライラしてしまい、1分後には無理やり着がえさせてました。
もちろん、子どもも無理やり着がえさせられ、親にぶちぶち文句を言われるのでふくれっ面です。
お風呂の時間もお出かけまえのトイレに行かせたい時も同じです。
前まで出来ていたのに、急にやらなくなり、わが子の場合は親の言葉を無視する事が多かったです。
親も言う事を聞かないのでイライラし、子どもはその前からイライラしているのにわらに無理やりさせられたり、怒られたりとお互いにとって良い事はありませんでした。
その時どうすればよかったのでしょうか。
わが子の体験談を元に「4歳の壁」の乗り越え方を紹介したいと思います。
スポンサーリンク
「4歳の壁」対処法は『待つ』こと!
出来ていたことを急にしなくなり、言う事を聞かなくなった、無視するようになった子どもに対し、私はその都度イライラしていました。
「なんでやらないの!」
「昨日はできていたじゃない!」
など声を荒げてしまう事もしばしばありました。
時間がないときに親の思った通りに行動してくれないとイライラしてしまいがちです。
怒るだけで子どもの行動は改善しない日々に悩んでいた時、ある事を思い出しました。
それは保育園での保護者会の時、園長先生が担任の先生についておっしゃっていた言葉です。
「このクラスの先生はとにかくよく待ってあげてます。子どもが何か困った時、大人が手を出せばすぐに解決しますが、子どものチャレンジしたい気持ちや苛立つ気持ちをしっかり受け止めてます。」と。
その言葉を思い出し、朝の時間がないときは待てない事もありましたが、私も極力「待つ」こと、怒るのではなく前向きな声掛けをすることをしてみました。
着がえをしようとしない時、以前は2回目くらいの声かけでも子どもが動かない場合はすぐに私が手を出していましたが、5分ほど待ってみると、自分で着替えをするように!
出来た時は「すごーい!よく出来だね!さすがだね!」などオーバー気味に褒めます。
トイレに行こうとしない時。
以前なら「早く行きなさい!」と怒鳴ってせかしていたところを、
「それなら行くだけいって座ってみよう」
と前向きな声かけをしてみました。
それでも行こうとしない事もありますが、3回に1回ほどは成功です。
100%解決したわけではありませんが、やろうとしない子どもに対しイライラしていまう親より、やりたくない子どもの気持ちをいったん受け入れて待ってみたり、一緒に楽しんでみたりすることで乗り越えてきました。
スポンサーリンク
まとめ
「4歳の壁」は大体の親子が経験するこどもの大事な成長時期。
今まで出来ていた分、やらなくなったり無視されるようになると親としてもイライラしたり辛いですが、自分ひとりの問題ではなく、みんなが通る成長の道です。
イライラしていや~な空気になるより、親が一歩引いて待ってみたりその状況を楽しんでみたり、親の心の余裕がとても大事なんですね。
4歳の小さい時期もあっという間に過ぎてしまうものです。
親子で楽しい時間をたくさんすごせるといいですね!
スポンサーリンク