子供のお昼寝はいつまでが正解?現役保育士がズバリお答えします!

まず結論からお伝えします。

子どものお昼寝はいつまで?

個人差があるので、はっきり明言はできません。

これが結論となります。が、

平均的なものでもいいので実際みんなはいつ頃までお昼寝しているかが知りたいですよね。
現役保育士の筆者が答えるならばそれは、

4歳児までです。

現状、4歳児頃からお昼寝をしていなかったりしています。

子供のお昼寝っていつまで必要?

保育園に我が子を預かってもらいつつ、自身も保育園に勤務する筆者

保護者やママ友から、
「お昼寝っていつまで必要なの~!?」や
「夜、全然寝てくれないのですが・・・」
という声をよく聞きます。

お休みの日は、お昼寝せずに1日中遊んでいる子も多いのでは!?

この記事では、お昼寝事情をご紹介していきます。

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保育園のお昼寝ってどんな感じなの?

保育園は、朝から夜遅くまで開所しており、1日の大半を過ごすお子さんにとってエネルギーを使う場所でもあります。

園児が疲れてしまわないよう、適度な休息を入れてお昼寝を実施する意味があります

また、子どもたちがお昼寝をしている間に保育士は

☆呼吸チェックをする
☆連絡帳や日誌を書く
☆シフト制のため、順次交代で休憩・食事をとる
☆製作準備・ミーティング・行事の練習、企画など

これらの業務をこの時間にやっているのです。

ただ、お子さんによって睡眠時間はバラバラ。
早く泣いて起きてしまう眠れない子のそばで優しく背中をトントンして落ち着かせるなど、業務が途中で中断してしまうことも多々あります・・・。

保護者から、子どもが夜寝ないから昼寝をなくして欲しい!という意見もあるかもしれませんが(特に幼児クラス)、このような事情があることから、なかなか撤廃は難しいのでは・・・?ということをお伝えしておきます。

次に年齢別に、どの程度の睡眠が必要なのかをご紹介しますね!

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年齢別の子供のお昼寝事情

0歳児

0歳児は、低月齢の場合1日のほとんどを眠って過ごすことが多いです。
3、4か月頃になると、昼夜の生活リズムが整い始めると言われています。

午前中に1回、午後に1回ずつとなり、ハイハイなどで活発になり始めると午後にまとめて1回のお昼寝となります。
午前中のお昼寝も、15分程度で起こしてあげて午後のお昼寝は11時45分~14時45分の大体3時間ほどまとめて眠る子が大半です。

1歳児・2歳児

1歳児と2歳児もまだまだ体力的にお昼寝が必要。
大体、12時30分~14時40分くらいまでの2時間弱は寝ています。

2歳児は年度の後半からは少しずつ幼児クラスの進級に向けて活動の時間を長くするため、お昼寝の時間も13時近くからスタートします。

3歳児

3歳児になると、体力もついてきてお昼寝を必要としない子も増えてくることも。
しかし、その分日中の活動時間に公園や園庭で活動量も増えるため、自然とみんなクタクタになり、オルゴールの音と一緒にすやすやと寝ています。
大体、13時半~14時45分の1時間程度ですね。

4・5歳児

4歳児と5歳児は、お昼寝をしない子どもが増えてきます
そのため、個々の対応が必要になってきますが上記の諸事情もあるため
「お布団の上で、ごろんして体を休めていてね~」や
どうしても横になるのが嫌な子には布団の上で他に眠っている子に話しかけず静かに絵本を読むのはOKなどの対応をすることもあります。

保育園によってさまざまで、就学に向けて少しずつお昼寝の時間を減らしていき、寝ない日を増やす方法や、数人ずつ起きている子を増やしていく方法、5歳児は完全に寝ない!など対応に分かれています。

あとは、夜に眠れなくなってしまうので我が子だけを早めに起こしてもらうなど、保育士に相談すれば対応してくれることもあります

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現役保育士流「お昼寝の寝かしつけ4つのコツ」

この仕事をして早10年以上。
毎日毎日、数千回のお昼寝の寝かしつけをしてきました。

そのうちに、共通して寝かしつけがうまくいくコツがあることに気付いたのです。

①園庭や公園で体をたくさん動かして遊べた日

これはお察しのとおりですが、沢山体を動かして心も体も満たされた日は、5歳児でも全員寝ます。

おそらく、疲れると喋らなくなるのでお友だち同士のひそひそしたおしゃべりタイムが減り、シーンとした中で寝息が聞こえてくると、つられて眠くなるのでしょうね。

ご家庭でお昼寝をどうしても取りたい場合は、午前中に朝から沢山歩いたり走ったりして、昼食を沢山食べて眠くなってきたら静かな口調でお布団へ誘い、ママやパパも横になるといいかもしれませんね。
自分の寝息につられて、お子さんも眠くなるかも?(笑)

②週明けの月曜日

意外かもしれませんが、週の中で1番よく寝てくれるのが週明けの月曜日。
休日にお出かけやリズムが崩れるからなのか、保育園でエネルギーを使うからなのか・・・。

土日がお休みの場合は、どちらかにお出かけの予定を入れたら一方はのんびりするなどメリハリがあると寝てくれるかもしれませんね。

③雨や曇りで室内が薄暗い日

晴れている日は、沢山体を動かして疲れますが・・・
雨や曇りの日は室内で過ごすことになりますよね。じゃあ、疲れないじゃん!と思いがちですが。

その分、製作で指先を使ったりワークで頭を使う、丁度よく眠くなるようです。また、雨粒の音がBGMになり、薄暗さが眠気を誘う効果があるのかも。

④心が落ち着くスキンシップ

イライラして、興奮状態だと大人でも眠れないですよね。
保育園では眠る前に絵本の読み聞かせをしていることが多いのですが、その絵本の内容にまで気を配っています。
冒険ものや怖い話だと逆に目がさえてしまいますので、読んだ後にほっとするような話を選んでいます。
また、乳児クラスは膝の上で抱っこをしてあげる、額を撫でてあげる、背中やお尻や足をさするなどお子さんの好みに合わせて寝かしつけしています。

「○○くんは、背中を掻いてあげるとすぐに寝たよ」など、保育士同士で癖を共有したりしています。

ご家庭では、大好きなパパやママのお膝で絵本を読んでもらい、優しくなでてもらうと安心して眠れるようになると思いますよ。

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まとめ

いかがでしたか?

子どものお昼寝はいつまで!と個人差があるので、はっきり明言はできません。

でも、夜寝てくれないお子さんを持つママにとっては、かなり悩みの種かもしれませんね。
保育士さんに時間の調整ができるか相談しつつ、降園後の過ごし方も工夫してみましょう

例えば、
家まで歩いて帰る、
公園で遊んで体力を使う、
帰宅後はTVやゲームの時間を早めに切り上げる、
折り紙やお絵かきなど頭を使わせる、
リビングの電気を少しずつ暗くする、
お風呂は寝る1時間前に入る(体温が下がってくると人は眠くなるそうです)。

夜寝る前のルーティンをお子さんと決めておくことも大事かなと思います。

小学生になって昼寝がなくなるまでの数年!

未就学児を抱えての仕事と育児は大変ですが、お互いに頑張りましょう☆

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