「ワンオペ」とはどういう意味?夫にこそ読んで欲しい育児の現実について

「ワンオペ」とはどういう意味?育児から見る背景

最近、テレビなどでよく耳にするワンオペという言葉。

「育児がワンオペで大変・・・。」

なんて使われ方をしていますよね。
この「ワンオペ」ってどんな意味なんでしょうか?

「ワンオペ」とは、「ワンオペレーション」の略です。
じつは、これ、和製英語なんですね。

この記事では、意外と他人事ではない「ワンオペ」について、ご紹介します!!
「実は、自分自身もそうだった!?」なんてことが、あるかもしれませんよ。

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あなたはどう?「ワンオペ」の意味と実態いついて考えてみた

「ワンオペレーション」を略して「ワンオペ」。

「ワン」は「ひとり」
「オペレーション」は「作業」
という意味を合わせた和製英語です。

実は、日本で作られた言葉だなんて驚きですよね。
でも、こんな言葉が生まれてしまう背景には日本では、このように感じている人たちが多いという社会背景があるからなのかもしれませんね。

「ワンオペ」の意味は、

「実際は、ひとりでは回らないような作業を、たったひとりで作業しなくてはいけない状況」

を言います。

「たったひとり」という言葉が、キーポイントです。
「たったひとり」が、この環境の重大さや過酷さを示しています。

この言葉が世の中に出てきたキッカケは、サービス業での、深夜のひとり勤務や、長時間労働です。
結果的に過労や、精神的に追い詰められてしまう実態がありました。
そこから、育児や介護など社会全体に「ワンオペ」という言葉が浸透していきました。
このように、「ワンオペ」は、仕事や育児などさまざまな環境で遭遇します。

あなたにも、心当たりはありませんか?

・仕事が時間外にも関わらず、自分ひとりだけに任された

・両親の介護を、自分ひとりで行っている

・休日にも関わらず、育児をひとりで行っている

このような環境に心当たりがあれば、それはもう、「ワンオペ」なのかもしれません。
私の場合、主人が土日出勤ということもあって育児に関しては、ほぼ私が行っています。
平日の主人が休みの時は、子どもたちは学校に行っていますしね。
「ワンオペ」と言ってしまえば、そうなのかもしれません。
私たち子育て世代にとっては子育てに対する「ワンオペ」がいちばん身近な問題なのかもしれません。
この記事では、子育て世代にフォーカスして「ワンオペ育児」の問題を考えてみたいと思います。

「ワンオペ育児」が蔓延している原因は何なのでしょうか?

「ワンオペ育児」の原因には、色々なパターンがあることがわかっています。

夫の仕事関係
夫の単身赴任や、仕事の多忙で必然的に「ワンオペ育児」を強いられてしまうケースです。
頼りにしたい人がいない分ママにかかる負担は相当なものです。
常に子どもと一緒で、子育ての責任も全て感じてしまう傾向があります。
気を緩める時間がないので、精神的にも追い詰められてしまう可能性があります。

ママが専業主婦
いくら女性が社会に立つ場が増えたと言っても出産を機に、職を離れて専業主婦になる女性も多くいます。
特に初めて出産する時は、子育てと仕事の両立に不安を感じるものです。
「専業主婦は家庭のことを全て担うもの」というイメージもまだまだあります。
ママも、仕事しているパパに対して「自分は働いていないから。」と引け目を感じていることが多いのも事実です。
あるデータでは、「専業主婦がいちばん働いている」と言われています。
パパも、専業主婦の概念を考え直す必要があるのかもしれません。

夫の理解不足
パパが休日にも関わらず、なぜか自分だけ育児をしている。
そんな「ワンオペ育児」の環境もあります。
パパは普段、仕事をしているので「休日は自分の時間」と思っているケースです。
また、ママもパパが疲れているのを知っているので育児をお願いするのも悪いと思いがちです。
でも、これ、おかしいと思いませんか?
ママは毎日、休みなしで育児をしています。それに、子どもは夫の子でもあるんです。だったら、2人で育児をする義務があります。このケースの場合、意外とパパは、ママが育児で苦労していることに気が付いていない可能性があります。
ちなみに、我が家はこのパターンです。私が育児を、やりこなせてしまっているのでパパは苦労していることに気が付いていません。本当は、毎日、戦いなんですけどね。

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「ワンオペ育児」の負担を減らすコツってあるの?

「ワンオペ育児」を続けていると、ママの身が持ちません。
精神的に追い詰められてしまうくらいなら上手に「ワンオペ育児」の負担を回避するコツを探しましょう!!

いくつか、コツをご紹介します。

自分の環境を認める
「ワンオペ育児」の背景には、ママの人間性も関わっているはずです。

・育児に手を抜いてはいけない

・弱音を吐いてはいけない

・人に迷惑をかけてはいけない

こんな風に思っているママも多いはずです。
でも、「育児がツラい」と思うならそれを認めてしまいましょう。
これは、決して、育児の手を抜いている訳ではありません。
無理して育児を続けてしまうからこそますます「ワンオペ育児」の負のループから抜け出せなくなってしまうのだと思います。
「ツラい」気持ちを受け止めてしまうと肩の力も抜けるかもしれません。
そこから、「良い環境を作るにはどうしたらいいのか?」と、考える道筋ができますね。

育児の分担をしっかりする
私自身「ワンオペ育児」を経験して、子どもが小学生となった今では「ワンオペ育児の方が楽」と思っています。
自分のペースで育児ができるので。
でも、これは乗り越えてきたからたどり着いた結果です。
今思えば、夫に、もっと育児に関わってもらえば良かったのだと思います。
ママだけ育児の責任を負わされているのはやっぱり違うと思います。
だからこそ、パパにも育児に携わってもらう必要があります。
育児の大変さは、育児をしないとわからないからです。
ママから正直に大変さを伝えて、パパにも育児をしてもらってください。
その為には、パパと育児について話し合う時間を持ってください。

そこで、育児の分担について話しましょう。

・休日だけはパパがオムツ替えをする

・パパが早く帰宅できたら子どもをお風呂に入れる

・休日の寝かしつけはパパが担当

できれば、パパも楽しく育児ができる環境を整えてあげると安心ですね。

外部に助けてもらう
どうしても「ワンオペ育児」の解決策が見つからない場合は、思い切って外部に助けてもらいましょう。
多くの自治体では、子育て支援に取り組んでいます。
これは、育児に苦しんでいるママを助けてくれる取り組みです。
使わないなんて、もったいないです!
あなた自身の為にも、ぜひ上手に利用してください!!

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まとめ

「ワンオペ育児」は、ママが自分の環境を声にしないと、気がついてもらえない背景があります。

「ワンオペ育児」=「育児に向き合っている」証拠です。

だからこそ、ママの負担を軽くしてください。
ママが幸せなら、おのずと育児も良い風向きになるはずです!!

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